加古川市からお越しのMさんからグレコSE500とGOⅡ700のメンテナンスのご依頼を頂きました。(何時も御贔屓ありがとうございます!)
ストラトタイプのSE500からです。
ナチュラルボディでラージヘッドでロックが似合うストラトですね~。
スモールヘッドはブルージーな感じでしょうか。
お安く入手されたようですが80年代の国産なのでボディの木目が奇麗で作りも良さそうですが見た感じフレットの頭が平べったくなっているので断面を丸めてあと全体的に金属パーツがくすんでいるので奇麗にしてみます。
外せるパーツは全て外して磨いていきます。
電装系も接点の清掃をしました。ボディのザグリが奇麗に掘られていて作りの良さを感じます。
ブリッジの駒が結構錆びていたので酸素系の洗剤に漬け込んでみました。(ステンレスの容器に洗剤の粉末を適量入れてお湯を注ぐと白い細かいムース状の泡が出てきて良い感じで錆に反応しているみたいで数時間漬け込んでいると錆が落ちて奇麗になりました)
フレットの断面を専用のやすりで角を落として、手作業で断面を丸めていきます。
弦を張って弾きやすい状態に調整出来まして、良い感じに仕上がったので年末に預かってから年明けに取りに来られるまでしばらくの間他のギターもあるのですが何故かこのSE500が弾き易いのでづ~とこれで練習させて頂きました。
続いてこちらもグレコの希少なGOⅡ700です。ヘッド裏シリアル見ると79年製ですね~。
(懐かしい〜⁉️)
ストラトシェイプのボディに当時流行ったスルーネックの凝った作りの人気のあるGOシリーズですがこちらもとても作りが良くて独特なオリジナルのブリッジやボディのコンター加工がストラトよりもえぐれていて持った時、躰にフィットして良い感じです。
それとネックが24F仕様でミディアムスケールなので日本人に合ったサイズで作られております。
同タイプのシングル3ピックアップ仕様がGOⅡ 750でしたね。
こちらは2ハム仕様の700です。
こちらもフレットの頭が平べったくなっていたので断面を丸めて弾き易くなるようにしました。
あとピックアップの切換えスイッチのノブが折れていたのでスイッチごと交換しました。
後は磨き倒して~、持って来られた状態ではブリッジの駒がなかったので弦を張れないので残念ながら鳴らせなかったのですが、オーナーさんも色々ギターを触るのが好きな方なので私の仕事はここまでですが、後は何とか頑張ってくださいませ。(コントロールノブ類も外していたので持っていたのをおまけで付けました。ゴールドのがあったら似合っていたのですが…)
2本とも70年代後半から80年代のグレコの希少な良いギターですが、お渡しした翌日にオーナーさんから電話を頂いてSE500が凄く良い感じに仕上がっていて喜んで頂けたようで調整させて頂いて良かったなーと安心致しました。
Mさんまた良いギターを入手されましたらまた見せに来てくださいね!
楽しみにしております。
この度のご依頼ありがとうございました!
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