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NO.378 ヤマハFG-400MS

更新日:2022年10月15日

ヤマハのFGが続いてFG-400MSを入手したので紹介します。

80年代の国産最後のベージュラベルのFG-400MSです。

このシリーズが好きで250MS、300MSも持っておりましたが最上位の400MSの状態の良いのを入手しました。

下位モデルの250でもトップが単板で(バックはマホガニー合板)で最上位の400MSはバックもマホガニー単板になって装飾とペグがゴールドになって豪華になっております。

400MSのSがサテン仕上げのSでSが付かないモデルはグロス塗装でSが付いたこのモデルは結構レアでずっと探しておりました。

FGで他に400番台でバックも単板なのは多分無いと思いますが、このMシリーズは石川鷹彦氏監修のモデルで普通のFGとピックガードの形状が違うので一目で分る個性的で無駄な装飾を省いた分、良い材を使っているみたいでとてもお買い得で何より艶消し塗装の質感がさらっとしていてとても触り心地が良いのです。

入手した時にネックヒールに僅かに隙間があったのでクランプで挟んで接着して隙間をなくしました。(その関係で弦を張った状態でネックの根元が緩んでいるような感じがあって少し弦高が高い状態でした(6弦12F約4ミリ)

何故かこのシリーズのFGはこのようにネックヒール周辺に隙間がある個体が多くて多分オレンジラベル以降の個体もそういう感じだと思うのですが、ネックの接続部の精度が甘いような気がします。(黒ラベル以前の個体はこの辺りはしっかりとしている印象ですがそれ以降のシリーズは量産体制に入ってちょっと作りが変わった感じがしております)

ネックヒールを手直ししている間にペグを磨いたりサドルを作り替えたりしました。

ボディはとても奇麗な状態で艶消し塗装なので軽く磨き上げる程度にしておきました。

ネックヒールを接着してサドルを低くしたので弦高が約1ミリ程下がって弾き易くなりました。

状態のきれいなFG-400MSはオレンジラベル以降の軽めなシャリンとした鳴りになっていますが、マホガニーの温かみのある軽快なサウンドを奏でております。

ハードケースの中に当時の値札のタグが入っておりました⁉︎

販売価格当時と同じ40,000円(税込み:ハードケース付き)で販売いたします。

宜しくお願い致します。


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