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NO.550 ヘッドウェイHD-110

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70年代の初期のヘッドウェイHD-110の弦高調整のご依頼を頂きました。

ヘッドウェイが83年に工場火災になる前の初期の個体で、作りが良くてマーティンÐ-28を彷彿する、当時ロッコーマンでオーナーさんが購入されたワンオーナーのHD-110です。

長い間弾かれずにケースに入れたまま押入れに仕舞われていたそうで現状の弦高がチューニング時に6弦12Fで約4ミリと高い状態でした。

それ以外に1弦ペグの裏蓋が無くてギヤが剥きだしの状態でした。

まだ多少サドル高さに余裕があったので限界までサドルを削り、順反りしていたネックを調整します。

初期のヘッドウェイのトラスロッド調整は特殊でロッドを回す箇所がネックブロックの根本にある細長い穴に専用のⅬ型のレンチを使って調整しますが持っていなかったので8-10のスパナを真ん中で切って短くしたのを使って奥ばった所に手を突っ込んで調整しました(素人が調整出来ないようにしているのかな⁈)

フレットも少々古びているので奇麗に磨いておきましょう~

サドル調整・ネック調整後は6弦12Fで2.2ミリと何とか弾き易い状態になりました。


1弦ペグの裏蓋は合う蓋が無くて、良いのが無いかなと探していると~、ペグ用のワッシャーがピッタリとはまって、取れないように接着材で引っ付けてワッシャーの穴は塞いで見えないようにアルミテープをカットして貼って見栄えをよくしました。(蓋が無いと弦を外した時ペグポストが引っ込んでしまいます~)

ボディ全体フレット、ストラップピン等金属部も磨いて年代物HD-110を仕上げました。


昨年末にお預かりしてお渡しが年明けになってしまいましたがオーナー様に弾きやすくなったHD-110をお渡しし、弾きやすくなった事を確認して頂きました。

以前に調整させて頂いたÐ-35とこの度のHD-110をまた可愛がって下さいませ~<(_ _)>

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