毎度、御贔屓頂いているSさんからエテルナダイナミックギターの弦高調整のご依頼を頂きました。
60年代にヤマハのギターをOEM生産していた天竜楽器のブランド・エテルナです。
ダイナミックギターも作っていたのでこのNO.350も殆ど作りが同じですが~、昭和チックなサウンドホールの飾りやブリッジ形状など違いがありますね~
この個体もナイロン弦が張られています~
かなり貫禄あるディはラッカークラックがびっしりと入っておりますが、割れなどなくまあまあのコンディションですが、依頼されたとおりに弦高が高いので何時ものようにサドルを1.5ミリの真鍮のに交換します(オリジナルは3ミリの牛骨サドル~)
ペグは洗浄してギヤに潤滑油を塗布してドリルで回して動きを馴染ませて~曲がった3弦のシャフトを修正しました。
フレットを磨いてダダリオカスタムライト弦を張って弦高が1ミリ位下がりまして、それでも6弦12Fで約4ミリだったので、サービスでネックを修正して何とか更に1ミリ程弦高を下げて弾きやすいようにしました。
私もダイナミックギターが好きなので何本も所有していますが、兄弟みたいなエテルナは初めて観まして、私のサンバーストのダイナミックギターと並べてみました。
歳の近いSさんですが、私も以前はダイナミックギターってそれほど興味なかったんですが生まれた頃の年代のギターなのでどんなものか⁈、と集めだしてネックが太かったりで弾きにくさはあるのですが、それも慣れると意外に弾きやすくて何と言っても材が単板でヴィンテージなのにお安く手に入ったりしますので、そういうところがギター好きなSさんも良くお分かりみたいで~、弾きやすくなったエテルナをポロポロと爪弾きながら喜んでいただけたようで良かったです。
また珍しいギターが手に入ったら又見せに来て下さいませ~!
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